入院2日目
今日は37週0日。
いわゆる「生産期」に入りました。
できればもちろん早産でなく生産期に産みたかったので陣痛が来なくて本当に安心しました。
「陣痛来るのかな?前日の23:59までに陣痛が来て産むことになっちゃったらどうしよう」と、夜は緊張感であまり寝ることができず。
早朝の6:30〜7:00に先生の内診があり、その結果で処置をどうしていくか判断するとのこと。
夫は
「その内診に立ち会わせてもらおうかな。すぐに促進剤を使って出産に進むのであれば最初から病院で備えていられるし」
と悩んでくれていましたが、結局午前中だけ出社して午後から来てくれることに。
もしすぐに促進剤を使うことになったり陣痛が起きたら会社からすぐ駆けつけてくれることに。
里帰りしているため、夫の勤務先から2時間以上かかるため2人して判断に迷うところでした。
内診は中をグリグリされて眠気も飛ぶ痛さ。
子宮口は2cmほど空いているとのこと。
羊水は変わらずたまにチョロチョロ流れ出ているけどバシャーッと出ることはなく。痛みもなし。
先生の判断としては午前中様子を見て午後にどうするか決めようとのこと。
午後の結論として、ノンストレステストの結果、この日1日様子を見て翌日どうするか決めようということに。
その頃には夫も車でこちらへ向かってくれていたので申し訳なかったな。
もう少し早く結論が出ていたらわざわざ来てもらわずに済んだのですが…でも夫に会えるのは嬉しかった。
(2日前に里帰りしたばかりだったけど)
病室は相部屋で気兼ねなく話せなかったので、入院患者用のロビーみたいなところでおしゃべり。
名前を決めていなかったので院内に置いてあった名前決めの本を見ながら色々話し合ったり。
夫はこの日は実家に泊まり、明日はそのまま会社へ出社するとのこと。
こうして入院2日目が終了したのでした。
まさかの即入院→入院1日目
出産を決意した経緯も途中で終わっちゃってるのにもう出産したという事実。
とりあえず備忘録として書き留めねば。
予定日は3月頭。
2月中旬から里帰りし、初めての検診日。
検診の内容自体は問題なし。
ただ、気になった前日の話をしてみた。
実は前日の早朝に何かが流れる感覚で目が覚めていた。
でも妊娠してから尿漏れしやすかったし、今回もそうだろうとは思ったものの、匂いを嗅いでみてもアンモニア臭がしない。
もしや破水?
でも破水ってもっとジャボジャボ出てくるものだって言うし…今回はチョロチョロだし…でも自分の意思で止まらないのっておかしいのかな?とりあえずもう一度寝よう。破水だったらもう少し経てば何か他の症状が出てくるかもだし。
と無理に自分を納得させてしまい、生理用ナプキンをあてて二度寝。
特に体に異変も出ていないのでその日は愛犬のお散歩など普通に過ごしたのでした。
で、「尿漏れかもしれないけど何か出ている感じがあって」と助産婦さん(助産婦検診だったので)に伝えたら、本院での内診を勧められたのでまぁ何もなければそれに越したことはないし、と本院へ。
そして先生がグリグリと綿棒のようなものを突っ込み(痛かった)、「破水だね。入院。」と聞こえてきた。
助産婦さんが「陽性です」と色の変わった綿棒を見せてくれたものの頭グルグル。
「入院してもらいますので一旦外で待っていて下さい」と待合室に出されたので付き添いの両親に「入院らしくて」と伝えたらそりゃビックリ。
すぐにまた呼ばれて採血をし、次に先生に呼ばれて状況ヒアリング。
破水していた前日の夜には湯船にも浸かってしまっており、赤ちゃんの感染が心配だからすぐ入院しなさいと。
そして重病人のように車椅子に乗せられ、上に上がり、点滴開始。
この点滴は赤ちゃんの感染を防ぐ抗生剤だと。
点滴の針を刺すのを2回失敗され、助産婦さんが代わって3回目でようやく成功…。
点滴の針って太いから痛くて辛かった!
失敗されたところは中で液漏れして腫れてきて痛かったし〜。
それはさておき、てっきり入院→様子見→一旦退院という流れだと思っていたらよくよく話を聞いたらこのまま出産まで持っていくと。
出産するまで帰れないと。
状況によっては促進剤を使用してすぐに出産の可能性もあると。
ええー!?
こ、心の準備が…。
愛犬にもしばらく会えない!
夫にも連絡しなきゃ!とオタオタ。
点滴しながら病室に移動。相部屋。
出産後は個室に移動することに。
3人部屋だけど最初から入っていた2人はカーテンを閉め切っていて交流ゼロ。絶対安静なのか、室内にあるお手洗いと洗面台にしか動くこともなく。最終日まで言葉を交わすこともありませんでした…。
検診後にお昼ご飯を食べに行く予定だったけど行けなくなってしまったので病院の朝食の残りをランチとして出してもらいました。
お腹が空いていたのでペロリ完食。
とりあえず両親はお昼を食べに&入院グッズを家に取りに行くため退室。
緊急入院することになったので時間があるときに電話してほしいと夫にLINE。
仕事中だったけど間も無く電話をくれたので状況説明。
冷静な人なのでパニックになったりはしないけど驚き戸惑いが伝わってくる。
そりゃ、予定より半月も早いんだもん。そうなるよね。
今から来てもらっても面会時間には間に合わないし、陣痛が来たらすぐ連絡するからということに。
シャワーも禁止されたので蒸しタオルを持ってきてもらって体をふきふき。
夜9時には消灯。
こうして入院初日の夜が明けていったのでした。
出生前診断(超音波と血清マーカーの組み合わせ検査)を受けた
とある平日に午後半休をとってHレディースに向かった。
広くて清潔感のあるクリニックだった。
カウンセリングでは事前に調べていて分かっていたことばかり話される。確定ではなく確率になること、ダウン症診断になること、確率が高かったら羊水検査を受けることなど。
まあそういう話になることも分かってはいたが。
この30分足らずのカウンセリングで5,000円もかかるんだから医者も儲かるはずだ。
カウンセリング後、まず採血をしてその後超音波検査。
カウンセリングと超音波検査は院長先生が担当だった。
「見た感じ首の後ろの浮腫みも見えないねー」と。
約1時間ほどの検査を終えて帰路に着いた。
結果が分かるのは約1週間後とのこと。
組み合わせ検査を受けることに決めた
絨毛検査を受けたかったが20万円という費用にひるみ、確定検査ではなく確率検査となるが他の検査を調べ始めた。
超音波検査と血清マーカーの組み合わせ検査をTクリニックで受けると5万円。
色々調べてTクリニックより安く受診できる病院を見つけた。
Tクリニック同様、超音波NTと母体血清マーカー(2種)を組み合わせたもの。
どちらか単体で受けるより高い精度の確率が見込めそうだ。
さっそくこのHレディースに電話をかけ、予約をとった。
まずカウンセリングに来てもらい、その後に検査になるので2日間も行かなくてはいけないそうだが仕方ない。
と、電話で日にち確認を進めていたらその日にちに他の予約が入ってしまったとのこと。
日をずらしてほしいが、その代わり1日でカウンセリングも検査も受診できるとのことだったのでむしろ好都合だった。
絨毛検査の検査費用でストップがかる
絨毛検査。
妊娠10〜13週で受けられる。
ほぼ100%の基準でダウン症判断ができる。
自分は高齢出産の部類なので受診も問題ない。
流産のリスクもあるが、受け入れられる。
ただ、実施している病院はとても少ない。
検索魔となり、いくつかピックアップ。
その中でも評判も良く信頼できそうで行きやすい場所にあり、ホームページに大体の値段が書いてあるTクリニックに照準を絞った。
早速電話して予約を入れてみる。
とても感じの良い方が対応して下さり、運良く早めの日に予約がとれそうだ。
検査にあたり、産婦人科で用意してもらうものがいくつかあったので産婦人科に電話して相談。
問題なさそうだったので再度電話をして予約を入れることにした。
しかしここで問題発生。
ホームページで見た値段に更に諸々費用がかかり、トータル20万円くらいかかると言われた。
20万円。
是非受けたい検査ではあったが、さすがにポンと出せる金額ではない。
困った、どうしよう。
そんな私に感じ良く対応して下さっていた受付の方は、他にも出生前診断があることを教えて下さった。
超音波検査と血清マーカーを組み合わせたもので、これだと5万円くらいで受けられると。
絨毛検査は「判断できる検査」でこの組み合わせ検査は「確率を出せる検査」だという違いも教えていただいた。
なるほど、そういうものもあるのか。
一旦考えることにして電話を切った。
出生前診断をしたい
妊娠検査をしてもらった産婦人科に数日後にまた行って初期血液検査をしてもらった。
12,000円の補助券を使っても更に10,000円くらい自費負担。
高い・・・。
でも、まだ産むと決めたわけではない。
私はいわゆる高齢出産にあたる年齢ということもあり、とにかく産まれてくる子の障害が怖い。
絶対に受けようと決めていた出生前診断。
リスクがあるようなら夫も事前了承のもと、出産はしないと決めていた。
「障害があろうとどんな子でも受け入れる」と言える人は本当に強い立派な人だと思う。
しかし自分はそうではない。
出生前診断と言えば羊水検査が有名だし最初はそれを考えていたが、16〜17週にならないと受けられない。
この時は9週目。
そんなに待っていられない・・・。
なので、羊水検査に変わる出生前診断を調べることにした。
● NT超音波検査(胎児超音波スクリーニング検査)
● 母体血清マーカーテスト
● 新型出生前診断(NIPT)
● 絨毛検査
絨毛検査に目が留まった。
3つ目の病院へ
そしてまた病院探し。
ネットで探してみたけど最寄り駅では良い病院が見つからなかったので隣駅の産婦人科へ行くことに。
Aの隣駅とBの隣駅それぞれに産婦人科があり、迷ったけどHPがまだ機能していて女医さんのいるAの産婦人科に決定。
Bは夜遅くまでやっているのが魅力だったけど、HPがちゃんとしていなかったのと男性医師だったのがネックで。
予約不要の病院なので、午後半休をとって午後1の診察に間に合うように向かう。
目的は本当に切迫流産でないかを再確認してもらうこと。
古めかしい個人病院。
待合室は広いけどウォーターサーバーもなし。
受付も本当に昔の小さな受付台で愛想のないオバサンが対応。
けど、先生がとても良い方。
女性の方でお母さんのような柔らかさと話しやすさがあって、助手の方々も年配だけどとても優しく感じが良かった。
そしてやっぱり切迫流産ではないと言われた。
あまり重い軽いとか判断したくないけど、多少血が出ているくらいだと。
絶対安静とも言われなかった。
夫とも話したことだけど、診る人によって結果は変わるもので判断を急いじゃいけないんだな・・・。
(それとも急に治った?)
最初の病院で切迫流産と言われ、それからは何をするにもビクビクしていたからやっと安心できた。
無事に通勤できて一安心、無事にお風呂からあがれて一安心、寝る時には大きめのタオルをお尻に敷いておいて朝起きて出血していなくて一安心、のような感じだったから。
もしここに通うなら血液検査をしないといけないからまた来てねと。
この時点で妊娠9週。
まだ結論は出ていないけど、夫も私も何となく産む方向に向かいだした。