入院3日目→緊急帝王切開へ
そして迎えた3日目。
生産期に入り気持ちも落ち着いたのか前日よりはよく眠れました。
でもやはり陣痛は起きず。
この日も早朝7時前から先生の内診。
痛い。
相変わらず子宮口も2cmのままみたいだし、陣痛も起きないので今日から薬を使っていこうと。
促進剤の一部で子宮口を和らげる飲み薬とのこと。
それで陣痛も誘発されれば良いんだけど、経産婦さんは陣痛が起きやすいらしいけど初産婦はこれだけじゃ難しいかもね、と。
バルーンを子宮口に入れて広げるやり方もあるけど破水しているからできないので飲み薬でと。
先は長いのかなぁ。
急いで産みたい訳じゃないけど落ち着かないしお風呂に入りたいし早く帰って愛犬と戯れたいなとか。
朝食後、陣痛が起きても良いように荷物を小さいバッグにまとめました。
中身は携帯、充電ケーブル、安産祈願でいただいた御守、義両親からいただいた安産祈願御守、お茶が入った水筒、テニスボール、タオルハンカチ。
陣痛室へ移動し、点滴をしながらノンストレステストのセンサーをお腹に付けてもらいました。
陣痛室のノンストレステストはワイヤレスなのである程度歩き回っても良いとのこと。
そして9時半くらいに1回目の服薬。
両親と夫へはそれぞれ早朝からこの処置の連絡済み。
両親はいつも通り面会時間の午後から来てくれることになっており、昨夜は実家に泊まってそのまま出社した夫は何かあったらすぐに連絡してくれと。
服薬は1時間に1つ、3時まで。
ドキドキしながら様子を見ていたけど何の変化もないまま時間が過ぎていく。
何度か行ったお手洗いでセンサーが何度か外れてしまい、その度にナースコールして付け直してもらったのが申し訳なかった…。
お昼ご飯も陣痛室で。
動いていないからお腹も空かないけど、陣痛がいつ起きるか分からないし食べておかなきゃと思って無理矢理口に入れる。
入院して初めて少し残しちゃったけど。
午後の面会時間になり、両親が陣痛室に来てくれました。
他愛もない話をペチャクチャ。
「産まれるのは明日になるのかなぁ」とか話しながら最後の服薬。
お手洗いに行き、体がなまってきたのでストレッチなんかしていたら急に助産婦さんがバーン!と中に入ってきてストレッチしていたのが怒られるのかと思いきや、赤ちゃんの心拍数が下がっているとのこと。
両親は外に出され、助産婦さんがもう1人入ってきて「赤ちゃんに酸素送ってあげて!」と酸素マスクを渡され、脈をとられ、「先生呼んできて!」とかものものしい雰囲気に。
すぐに先生が来てくれて「帝王切開しましょう」と。
昨日も赤ちゃんの心拍数が下がることがあり、今日も下がる時があり、陣痛も起きないけど薬は赤ちゃんに負担がかかるのでもう産んだ方が良いと。
まさか帝王切開になるなんて思ってもいなくて、そして今日が出産当日になるなんて思ってもいなくて、緊張が止まらない。
夫にLINE。
5分くらいしても既読にならないので電話をかけてみたらすぐつながった。
緊張した声で私の両親からも連絡をさっきもらったと。すぐに向かうからと言ってくれました。
でも病院へは2時間かかるとのこと。
手術時間は未定で人員を整理して夕方くらいから始める予定と先生に言われました。
夫の到着予定が17時半頃になりそうだったのでそのくらいまで待ってほしいと伝えたところ分かりましたとは言ってもらえたけど、帝王切開の場合は立会いできないということだったので、それなら間に合わなくてもまぁいいかと考え直しました。
手術が始まるまではまた両親と陣痛室でゆったり待機。
まさか帝王切開になるとはね、こんな早くなるとはね、などとおしゃべり。
そして息を切らせた夫が「間に合ったー」の陣痛室に飛び込んできて手術前に少し話すことができました。
その約10分後に呼ばれたのでホントギリギリ。
それとも待っていて下さったのかしら…。
入院2日目
今日は37週0日。
いわゆる「生産期」に入りました。
できればもちろん早産でなく生産期に産みたかったので陣痛が来なくて本当に安心しました。
「陣痛来るのかな?前日の23:59までに陣痛が来て産むことになっちゃったらどうしよう」と、夜は緊張感であまり寝ることができず。
早朝の6:30〜7:00に先生の内診があり、その結果で処置をどうしていくか判断するとのこと。
夫は
「その内診に立ち会わせてもらおうかな。すぐに促進剤を使って出産に進むのであれば最初から病院で備えていられるし」
と悩んでくれていましたが、結局午前中だけ出社して午後から来てくれることに。
もしすぐに促進剤を使うことになったり陣痛が起きたら会社からすぐ駆けつけてくれることに。
里帰りしているため、夫の勤務先から2時間以上かかるため2人して判断に迷うところでした。
内診は中をグリグリされて眠気も飛ぶ痛さ。
子宮口は2cmほど空いているとのこと。
羊水は変わらずたまにチョロチョロ流れ出ているけどバシャーッと出ることはなく。痛みもなし。
先生の判断としては午前中様子を見て午後にどうするか決めようとのこと。
午後の結論として、ノンストレステストの結果、この日1日様子を見て翌日どうするか決めようということに。
その頃には夫も車でこちらへ向かってくれていたので申し訳なかったな。
もう少し早く結論が出ていたらわざわざ来てもらわずに済んだのですが…でも夫に会えるのは嬉しかった。
(2日前に里帰りしたばかりだったけど)
病室は相部屋で気兼ねなく話せなかったので、入院患者用のロビーみたいなところでおしゃべり。
名前を決めていなかったので院内に置いてあった名前決めの本を見ながら色々話し合ったり。
夫はこの日は実家に泊まり、明日はそのまま会社へ出社するとのこと。
こうして入院2日目が終了したのでした。
まさかの即入院→入院1日目
出産を決意した経緯も途中で終わっちゃってるのにもう出産したという事実。
とりあえず備忘録として書き留めねば。
予定日は3月頭。
2月中旬から里帰りし、初めての検診日。
検診の内容自体は問題なし。
ただ、気になった前日の話をしてみた。
実は前日の早朝に何かが流れる感覚で目が覚めていた。
でも妊娠してから尿漏れしやすかったし、今回もそうだろうとは思ったものの、匂いを嗅いでみてもアンモニア臭がしない。
もしや破水?
でも破水ってもっとジャボジャボ出てくるものだって言うし…今回はチョロチョロだし…でも自分の意思で止まらないのっておかしいのかな?とりあえずもう一度寝よう。破水だったらもう少し経てば何か他の症状が出てくるかもだし。
と無理に自分を納得させてしまい、生理用ナプキンをあてて二度寝。
特に体に異変も出ていないのでその日は愛犬のお散歩など普通に過ごしたのでした。
で、「尿漏れかもしれないけど何か出ている感じがあって」と助産婦さん(助産婦検診だったので)に伝えたら、本院での内診を勧められたのでまぁ何もなければそれに越したことはないし、と本院へ。
そして先生がグリグリと綿棒のようなものを突っ込み(痛かった)、「破水だね。入院。」と聞こえてきた。
助産婦さんが「陽性です」と色の変わった綿棒を見せてくれたものの頭グルグル。
「入院してもらいますので一旦外で待っていて下さい」と待合室に出されたので付き添いの両親に「入院らしくて」と伝えたらそりゃビックリ。
すぐにまた呼ばれて採血をし、次に先生に呼ばれて状況ヒアリング。
破水していた前日の夜には湯船にも浸かってしまっており、赤ちゃんの感染が心配だからすぐ入院しなさいと。
そして重病人のように車椅子に乗せられ、上に上がり、点滴開始。
この点滴は赤ちゃんの感染を防ぐ抗生剤だと。
点滴の針を刺すのを2回失敗され、助産婦さんが代わって3回目でようやく成功…。
点滴の針って太いから痛くて辛かった!
失敗されたところは中で液漏れして腫れてきて痛かったし〜。
それはさておき、てっきり入院→様子見→一旦退院という流れだと思っていたらよくよく話を聞いたらこのまま出産まで持っていくと。
出産するまで帰れないと。
状況によっては促進剤を使用してすぐに出産の可能性もあると。
ええー!?
こ、心の準備が…。
愛犬にもしばらく会えない!
夫にも連絡しなきゃ!とオタオタ。
点滴しながら病室に移動。相部屋。
出産後は個室に移動することに。
3人部屋だけど最初から入っていた2人はカーテンを閉め切っていて交流ゼロ。絶対安静なのか、室内にあるお手洗いと洗面台にしか動くこともなく。最終日まで言葉を交わすこともありませんでした…。
検診後にお昼ご飯を食べに行く予定だったけど行けなくなってしまったので病院の朝食の残りをランチとして出してもらいました。
お腹が空いていたのでペロリ完食。
とりあえず両親はお昼を食べに&入院グッズを家に取りに行くため退室。
緊急入院することになったので時間があるときに電話してほしいと夫にLINE。
仕事中だったけど間も無く電話をくれたので状況説明。
冷静な人なのでパニックになったりはしないけど驚き戸惑いが伝わってくる。
そりゃ、予定より半月も早いんだもん。そうなるよね。
今から来てもらっても面会時間には間に合わないし、陣痛が来たらすぐ連絡するからということに。
シャワーも禁止されたので蒸しタオルを持ってきてもらって体をふきふき。
夜9時には消灯。
こうして入院初日の夜が明けていったのでした。
出生前診断(超音波と血清マーカーの組み合わせ検査)を受けた
とある平日に午後半休をとってHレディースに向かった。
広くて清潔感のあるクリニックだった。
カウンセリングでは事前に調べていて分かっていたことばかり話される。確定ではなく確率になること、ダウン症診断になること、確率が高かったら羊水検査を受けることなど。
まあそういう話になることも分かってはいたが。
この30分足らずのカウンセリングで5,000円もかかるんだから医者も儲かるはずだ。
カウンセリング後、まず採血をしてその後超音波検査。
カウンセリングと超音波検査は院長先生が担当だった。
「見た感じ首の後ろの浮腫みも見えないねー」と。
約1時間ほどの検査を終えて帰路に着いた。
結果が分かるのは約1週間後とのこと。
組み合わせ検査を受けることに決めた
絨毛検査を受けたかったが20万円という費用にひるみ、確定検査ではなく確率検査となるが他の検査を調べ始めた。
超音波検査と血清マーカーの組み合わせ検査をTクリニックで受けると5万円。
色々調べてTクリニックより安く受診できる病院を見つけた。
Tクリニック同様、超音波NTと母体血清マーカー(2種)を組み合わせたもの。
どちらか単体で受けるより高い精度の確率が見込めそうだ。
さっそくこのHレディースに電話をかけ、予約をとった。
まずカウンセリングに来てもらい、その後に検査になるので2日間も行かなくてはいけないそうだが仕方ない。
と、電話で日にち確認を進めていたらその日にちに他の予約が入ってしまったとのこと。
日をずらしてほしいが、その代わり1日でカウンセリングも検査も受診できるとのことだったのでむしろ好都合だった。
絨毛検査の検査費用でストップがかる
絨毛検査。
妊娠10〜13週で受けられる。
ほぼ100%の基準でダウン症判断ができる。
自分は高齢出産の部類なので受診も問題ない。
流産のリスクもあるが、受け入れられる。
ただ、実施している病院はとても少ない。
検索魔となり、いくつかピックアップ。
その中でも評判も良く信頼できそうで行きやすい場所にあり、ホームページに大体の値段が書いてあるTクリニックに照準を絞った。
早速電話して予約を入れてみる。
とても感じの良い方が対応して下さり、運良く早めの日に予約がとれそうだ。
検査にあたり、産婦人科で用意してもらうものがいくつかあったので産婦人科に電話して相談。
問題なさそうだったので再度電話をして予約を入れることにした。
しかしここで問題発生。
ホームページで見た値段に更に諸々費用がかかり、トータル20万円くらいかかると言われた。
20万円。
是非受けたい検査ではあったが、さすがにポンと出せる金額ではない。
困った、どうしよう。
そんな私に感じ良く対応して下さっていた受付の方は、他にも出生前診断があることを教えて下さった。
超音波検査と血清マーカーを組み合わせたもので、これだと5万円くらいで受けられると。
絨毛検査は「判断できる検査」でこの組み合わせ検査は「確率を出せる検査」だという違いも教えていただいた。
なるほど、そういうものもあるのか。
一旦考えることにして電話を切った。
出生前診断をしたい
妊娠検査をしてもらった産婦人科に数日後にまた行って初期血液検査をしてもらった。
12,000円の補助券を使っても更に10,000円くらい自費負担。
高い・・・。
でも、まだ産むと決めたわけではない。
私はいわゆる高齢出産にあたる年齢ということもあり、とにかく産まれてくる子の障害が怖い。
絶対に受けようと決めていた出生前診断。
リスクがあるようなら夫も事前了承のもと、出産はしないと決めていた。
「障害があろうとどんな子でも受け入れる」と言える人は本当に強い立派な人だと思う。
しかし自分はそうではない。
出生前診断と言えば羊水検査が有名だし最初はそれを考えていたが、16〜17週にならないと受けられない。
この時は9週目。
そんなに待っていられない・・・。
なので、羊水検査に変わる出生前診断を調べることにした。
● NT超音波検査(胎児超音波スクリーニング検査)
● 母体血清マーカーテスト
● 新型出生前診断(NIPT)
● 絨毛検査
絨毛検査に目が留まった。